ボルドー液散布

2020年7月17日
貴重な梅雨の晴れ間にボルドー液の散布を行っています。

ボルドー液とは(硫酸銅と石灰)です、今年のような天候だと、病気の発生が多いため、丁寧に散布をし、病気の発生を防ぎます。

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ブドウ園が全体的に白く見えるのは、このボルドーの散布によるものです。

ボルドー液は、殺菌剤としてフランスで誕生してから約 120年の歴史をもつ農薬です。病原菌に対する殺菌効果と、植物の病害抵抗性を強める二つの働きがあり今日においても広範囲に使用されています。

植物に散布されたボルドー液の粒子は、葉や果実、幹などの表面を覆い、外部からの病原菌侵入を防止します。散布された不溶性銅（ボルドー粒子）は雨露、空気、病原菌の有機酸によって徐々に銅イオンが溶け出し、病原菌の表面に吸着されます。

このごろの農薬は病気が出てからかけても良く効きます。その代わり雨に当たるとすぐに洗い流されてしまいます。ボルドー液は付着力が強く、なかなか洗い流されないので、丁寧に散布すると長持ちするので、散布の回数を減らすことができます。ボルドーを散布すると、成分であるカルシウムや銅はイオンとして溶け出し、最終的には作物に吸収されるので無駄がありません。

ICボルドーは新JAS法有機農産物に使用できる農薬であり、環境にやさしい農薬として使用できます。

圃場担当　岡

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